前回の記事で同じ部屋に泊まっていた人にバックを漁られカメラや現金を盗まれた事を書きました。
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【サラエボ】隠れた敵はすぐそこに[前編]
さーて、僕の旅の恒例のアイテムロスト記事ですわ!! あー、もうブログに書かなきゃやってられないっすわー 僕は現在ボスニアヘルツゴビナの首都サラエボにいます。 宿は広いしとても綺麗なのです ...
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今回はその翌日の話。
朝起きてロビーに行くと、フラビアと他の部屋に泊まっていた達が朝食を取っていました。
そこで昨日の話になり、他の部屋に泊まっていた人達は驚いていました。
警察署が開く10時ごろまでエルサルバドルから来ていたドニーという男性と、フラビアと僕の三人で昨日の事やお互いの国の事などを話していました。ドニーという男性は僕と同じように旅行をしながらお金を稼いでいる旅人のようでした。
僕もフラビアも落ち込んでても仕方ないしね!という感じで軽く離席する時にも
と言ったり僕が戻ったら
と冗談で返されました。
などと会話をしていました。
しばらく話していると携帯を見たフラビアが
と叫びました。ドニーと僕がえ、どうしたの?と聞くと
見せてもらった画面には
英語はできますか?
私はサラエボで警官をやっているものです。
先程、署にあなたのパスポートが届きました。
連絡を取る手段がなかったのでパスポートの名前をFacebookで検索し、あなたのFacebookの写真とパスポートの写真が同じ人物だったのでFacebookで連絡しました。
というような内容が書かれていました。
警官の個人のアカウントからの連絡。これ日本だった絶対あり得ない状況だろw
と思いつつも同じ被害にあった人のパスポートが出てきたのは直に嬉しく
と皆なで祝福しました。フラビアはお金はいいからパスポートだけは返して欲しいと言っていただけにとても喜んで、喜びのあまり跳ねて踊っていました(笑)
しばらくして宿の職員が車でフラビアを警察署に送ってあげるという事になり、もし君も被害届が必要ならに行くかい?と聞かれましたが、前回も書いた通りカードについている旅行保険は切れているし、カメラが出てくる可能性はほぼ0%だろうと思いお断りしました。
その後ロビーで一人になり一心不乱にブログを書いているとドニーが来て
君の仕事はお金を稼げているの?もし今お金が必要なら、いくらか君にあげるよ。なぜなら、いま君お金を全て取られてしまったでしょ?
と言ってくれました。まさかの申し出に戸惑い、答えに詰まりましたが、確かに今一切現金は無くなっていまったし、いくら12万円の損失を被ったからと言えど、その日に会った方の親切に甘えるのは申し訳ないので
と丁重にお断りしました。
僕の迷いを見て、断った後にも本当に100%大丈夫?100%?と聞いてくれて、なんていい人なんだ…と思いました。身なりや、お仕事からドニーは結構稼いでる方っぽかったです。
その後しばらくしてフラビアが帰ってきて、その手には僕の盗られた財布が。
とのこと、もちろん中身の現金は全て無くなっていましたし、財布の方には貴重なカード類は入っていなかったので財布だけ帰って来たところで特に喜びは無かったですがまあ良しとしよう。
フラビアはこの日の夜はもう一泊して次の日の朝のバスを予約し直したので、明日発つということになりました。
その後ベトナムから来た老夫婦とドニーと話しながら昼ご飯を食べました。
ドニーは買ってきたモンテネグロ料理を食べなと半分分けてくれたり、ケーキを分けてくれたりと気を使ってくれていました。
夜はフラビアと前日騒ぎを聞きつけて隣の部屋から来ていた女性と3人でボスニア料理を食べにいきました。
普段からご飯の写真をあまり撮らないので写真を撮る事をすっかり忘れていましたが、キャベツと角切りの牛肉のシチュー的なもので優しい味で美味しかったです。
その後トルコのカフェに行ってチャイを飲み、トランプでダッチと言うゲームをして遊びました。初めて知ったゲームでしたが面白かったです。
まとめ
さて、まとめますか…
正直、ここまで書いていて昨日の出来事に感情移入せずに客観的というか、起きたことをつらつらと文章にしていたのでカメラが無くなった事をあまり考えずにいられましたが、考えないといけませんね
次のカメラどうしようかな…こちらで買ったら日本で買うよりかなり高いと思うので来年に日本に帰るまでカメラなしで旅するかこっちで買うか考えます。
盗られる方にも落ち度がある
もちろん盗んだ人間が1番悪いですが、海外の旅行慣れをされている方からしたら今回の僕とフラビアの状況はベッドの横に鞄を放置して盗られる方も悪いというご意見もあるでしょう。ごもっともです。
旅を初めてトータル9ヶ月が経ち、セキュリティーが甘くなっていたのも事実です。
今回は鍵をかけられるロッカーがなかったとは言え、あったとしてもよく持ち運んでいるバッグなので入れてなかったんじゃないかなとは思います。ドブロブニクにいた時は寝る時はベットの上に置いて寝ていたんですが…!今回もそうしていたら結果も違ったかもしれません。
ただ、旅行中24時間毎日気を張っているのは疲れますし(僕は自分でも緩みすぎてるとは思いますが)外での警戒はしていても、宿の中で気がゆるんでしまうのは仕方ない面もあると思います。
フラビアは今まで色々な国に行って沢山のホステルに泊まったけど宿でこんな被害にあったのは初めてだと言っていました。(僕は2回目ですが…)
スキル:メンタルコントロール発動!
まあショックはショックですが僕は去年の9月に海外に出た時からこういうことは多かれ少なかれあるだろうと起きた時に落ち込まないように覚悟を決めています。
最近は物価の安い国で日本で生活するより安い金額で暮らせている分、こういうことがあったときに日本で暮らしているのとトントンになるという事でまあいいかなと。
海外はこれが怖いから行けないんだよな…と思っている方へ。
こんな記事を読むとやっぱり海外は怖いし危ないんだ、と思うかもれませんがこれは一部のケースです、日本にいた頃とは比べられないくらいの色々な人と会って別れてを繰り返していますが約280日海外にいて悪意のある盗難に合ったのは2回だけ。
その他の現地の人や旅人は基本的にはみんな良い人です。
前回エディンバラで一晩だけ宿に泊まっていたジャンキーのホームレスにiPhoneを盗まれたたときも他の旅人が親切にしてくれ、人のやさしさ感じましたが今回も色々な人が気を使ってくれました。
日本にいた頃はイギリスは危ないんじゃないかと思い
イギリスにた頃は移民が陸路で移動できるユーロ圏は危ないんじゃないかと思い
ユーロ圏にいた時は東欧の方は危ないんじゃないだろうかと思ってました。
が、いざその国に行ってみれば大抵の場合そんなことはなかったです。
今いるサラエボも宿の家族はとても親切ですし、レストランで隣に座った人たちもフレンドリーに話してくれたり、街を散歩してると迷ったの?と気にかけてくれたり想像していたより良い街です。
まあ、バス停の前の公園ではホームレスの人が沢山寝ていたり、怪しめの人にどこ行くの?中国人?と声をかけられて無視をしたりもしましたが…
悪いことを考えてお金を取る人もいれば、困っている人を助けよう親身になってくれる人もいることは忘れてはいけないなと思います。
僕の旅は高頻度で金銭的な損害を被っていますがこれからiPadが盗まれようと、荷物が全部無くなろうと、事故や事件にあったとしても海外に行かなければよかったと思うことは無いと思います。それだけ自分の今の人生や気持ちや考え方にとってプラスになる出会いや影響をもたらしてくれています。
なので、海外が怖いから行かないというのはとてももったいない事だと感じるのでまずはツアーでもなんでも良いので是非世界を見てもらいたいですね。あと前の街で知り合った日本人の方に長期の旅行者でも入れる保険を教えてもらったので次に日本に帰った時は旅行保険に入ろうと思いました(笑)
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